ドキュメント宇宙飛行士選抜試験

漫画「宇宙兄弟」がとても好きで愛読していました。

よく訪れる本屋さんで、たまたまこの漫画と一緒に並べられていた本が、タイトルの「ドキュメント宇宙飛行士選抜試験」です。

もともとノンフィクションはあまり好きではないのですが、宇宙兄弟を読み、宇宙飛行士選抜試験というものにとても興味を持っていたため、「実際も漫画のようなことが行われているのだろうか?」という好奇心の元、読み始めました。

率直に、とても面白い内容でした。

この本を読み始める前から既に、登場する候補者のどなたが宇宙飛行士になったのかはメディア等で知ってしまっていましたが、それでも試験の緊迫感が伝わってくる、また、だれが宇宙飛行士として選ばれても遜色ないのでは、と思わせる試験の様子が描かれています。

それまで、宇宙飛行士という職業はとても特別なものだと思っていました。

今でも特別なものだとは思っているのですが、この本を読んだあと、宇宙飛行士も一つの職業なのだ、と感じました。

宇宙飛行士だけでなく、様々な職業があふれる現代で、たまたまこの人たちが宇宙飛行士という夢に向かって歩んできたのだ、と。

そして自分にも子供の頃からの夢があって、それに向かってがんばっているんだ、と。

勿論専門性や知識の幅は、一般的な職業に比べれば、「広く浅く」では到底賄えないほど膨大なものだと思います。

それでも、夢に向かって必要なものを全て吸収し、この試験に挑戦した方々のパワーはとてつもないものです。

宇宙飛行士を目指す人にもそうでない人にも、この本は読み手の夢と職業に何らかの影響を与えてくれる一冊になると思います。