「半田くん」のネガティブ青春コメディーは笑える

私が好きな漫画の1つに、「半田くん」というものがあります。実はこれ、スピンオフ作品!別に「ばらかもん」という作品があるのですが、これは私はアニメでしか見たことがありません。持っている漫画は「半田くん」の方です。これは「ばらかもん」に登場する20代の書道家、半田清舟の高校生時代を描いた作品です。青春ラブコメとは全く違い、半田くんが学校中の人気者なのに、酷いネガティブ思考と奇跡的な偶然が織りなす自分は学校中の嫌われ者だと思っている半田くんの生活が描かれています。

「ばらかもん」を知っているがために面白さが増すのですが、これはこれだけ読んでも十分楽しめる作品です。私がハマったのは、書道家が主人公というから、囲碁を題材にした「ヒカルの碁」や、バスケ部の話である「黒子のバスケ」のように、終始書道に関しての堅苦しい話かと思ったら、全くそうではなかったというギャップです。もちろん書道家ならではの話も出てくるのですが、それが上手いことギャグに繋がっていきます。ここからは一部ネタバレになってしまいますが、私のお気に入りのシーンは、半田くんが書道に集中するあまり、数学の先生に黒板に答えを書くよう言われたら筆で思いっきり「x=12」と書いたところです。

迫力あるそれは墨汁なのでとれなかったのは、その話以降ずっと黒板にさりげなく書かれたままなのがかなりツボです。そこには触れていなくても毎回笑っていしまいます。半田くんを取り巻くキャラも個性豊かで、話数を重ねていくにつれてキャラが出てきます。が、半田くんとは友達にはなりません。何故なら半田くんは嫌われ者という被害妄想が酷いし、最初は敵意を持っていた生徒も知らず知らずのうちにファンになっていくのですが、そのオーラから話しかけることはできずにストーカーと化すからです。

周りからは孤独を愛するミステリアス半田と思われているのですが、その食い違いが見事で、見ていて誰か早く彼に事実を気付かせてあげて!という気持ちになります。基本笑い要素が多い漫画なので、書道だからと嫌煙する必要は全くありません。絵も私好みですし、「ばらかもん」があるのでそっちを知るとそうくるか!と繋がっているところがあって面白いです。